第20回「柳亭こみち」師匠の回

次々と繰り出される芸の数々。とどめの「こみち落語」でお客様大満足の記念回。師匠には、おまけも付けていただきました。

 

「2/22のくがらくやりますか?」

 

こんなお問い合わせをいくつもいただいた今回の会でしたが、「楽しみにされているお客様のために、できうる安全な対応策を考えよう!」とスタッフで、さまざまな面から検討いたしまして、当日を迎えました。

  • こみち師匠にもご協力いただきき、落語一席後にお仲入りを頂戴して換気の徹底
  • 今回は特別にお水(ペットボトル)を配り、いつもお配りしている飴との併せワザで喉を潤していただく
  • 受付に受付にアルコール除菌のポンプ(吹付けボトル)を、各トイレにはハンドソープと紙タオルを置き使用していただく
  • ご気分のすぐれない方はすぐにスタッフにお声かけいただく
  • もし仮に、立て続けに咳をしていらっしゃる方がいれば、スタッフがお声かけをする

などの特例事項を設けての開催となりました。

 

このような折、雨も降る中、変わらずおいでいただいたご予約のお客様、ご理解いただき、高座を楽しんでいただいたお客様には、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

 

さて、肝心の高座は、と申しますと。

 

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時期が時期ですので正直、重たい雰囲気のスタートでした。後ろから見ていてもそう感じましたし、百戦錬磨のこみち師匠もそれを感じて取っていらっしゃいました。

 

「空気が重いですねー(笑)」

 

そんな第一声からの幕開け。くがらく第20回。

 

そんな重めの空気を溶かしたのは師匠の軽妙洒脱な小咄。笑いと「なるほど!」が会場の空気をどんどん軽くしていくのを感じました。威力抜群!

 

溶けてきたところで一席目、音曲噺の珍品「虱(しらみ)茶屋」。です。桂小文治師匠(寄席の踊りも得意とする芸達者な名人。文化庁芸術祭優秀賞受賞。落語芸術協会所属)に教わったそうです。セリフだけではその面白さが伝わらない、見ないと笑えない愉快な一席。踊りが得意なこみち師匠だからこその、切れの良い動きがお客様の笑いや悲鳴(面白くもリアルな悶絶シーン)を誘います。

 

お仲入りを挟んで二席目は、その所作がユニークな「応挙の幽霊」。注)これはくがらくの分類で言うところの「女性メインの古典落語」

 

幽霊(女性)の掛け軸で大儲けした古道具屋(男性)。その夜、その掛け軸の前で一人で祝い酒を飲み始めるが・・・。

 

「この酒盛りのシーンを見て、帰りに一杯やりたくなった」という来場者アンケートもちらほら。そのくらい美味しそうに飲む師匠。そして肝心なのが幽霊です。

 

女性が演じる「(女性の)幽霊」。だから真に迫っています。怖さではなく、そのやりとりや、女性の本音が垣間見える一言など。うなずきながら聞いていらっしゃる女性のお客様もいましたから、共感するポイントも多かったのかもしれません。

 

“幽霊の手”で杯を重ねるところや、徐々に酒乱めいてくるなど笑いもたっぷり。

 

都都逸を織り交ぜながら、師匠は自慢のノドも披露してくれました。

 

ちなみに、「かまきりじいさん」を知っているのは、お子さんの幼稚園でのお遊戯か何かで、でしょうか?マニアックで笑いました。

 

待ってましたのトリネタは、“こみち落語”の真骨頂「死神」。

 

なんと死神がお婆さん。ネタばれになるので詳しくは書けませんが、そのお婆さんの仕草や形態が、まさにお婆さん。すごい!面白い!高座上に交互に現れる、借金を背負った男性と、死神婆さん。

 

この夜、初めて「死神」というネタを聞いた方も多かったように感じましたが、その方たちは今後他の方の「死神」を聞くと「あれ?死神ってネタには男性版もあるの?」と勘違いするかもしれません。その位の完成度。業界内でも話題になるわけです。

 

さらにさらに、最後にオマケに踊りまで。ある有名な演歌に合わせて踊りを。仕舞には、お客様に振付を教えて、一体となっての踊り。最後の最後で会場が、さらに一つになりました。

 

お開きの頃には、最初の頃の硬かった空気が嘘のよう。会場の空気はトロトロ、熱々に。

 

帰り際、多くのお客様が「今夜の落語、おもしろかったわね」とか「今まで来た中で一番楽しかった」などと興奮気味に語り合っていたのも印象的でした。

 

本当に主催冥利に尽きます。

 

こみち師匠、お客様大満足の高座をありがとうございました。

 

当日体調を整えられ、ご来場いただきましたお客様、お店等にチラシを置いてくださったり、ポスターを貼ってくださった方、SNS等でイイネや拡散をして頂きました方、今回開催できましたのも皆様のお陰です。この場を借りて、改めて感謝申しげます。

 

本当にありがとうございました。

 

今回頂戴しましたお客様からのあたたかいの声を糧に、また経験を活かしましてこれからも楽しい会づくりをして参ります。

 

21回からのくがらくも、どうぞよろしくお願い申し上げます。

くがらく 新免玲子


第20回「柳亭こみち」師匠の回。2020年2/22(土)無事お開き。ご来場誠にありがとうございました。次回のご予約も受付中です。

記念すべき第20回目は過去お出になった噺家さんの中で初めて真打に昇進された柳亭こみち師匠です。第6回ご出演当時は二つ目でしたが、今や鈴本演芸場や池袋演芸場などでトリ興行も任される人気真打ち。女性?なんて先入観を持っていると損しますよ。キレのある見事な落語をまずは聞いてください。これぞ芸、これぞ落語。超オススメです。

 

〔日 付〕 2020 年 02月22 日(土)

〔時 間〕 開場18:30 /開演19:00( 1時間30分ほど。二席⇒お仲入り⇒一席、終演予定は21:00前後です)

〔出 演〕次回お招きするのは柳亭こみち師匠です。

  • 記念すべき第20回目は過去お出になった噺家さんの中で初めて真打に昇進された柳亭こみち師匠です。
  • 第6回ご出演当時は二つ目でしたが、今や鈴本演芸場や池袋演芸場などでトリ興行も任される人気真打ち。寄席でのトリ(最後に高座に上がる選ばれた真打ち)は、誰でもとれるわけじゃないのです。
  • お客様を呼べる一握りの実力派だけが、寄席の席亭から依頼されて務める大役。しかも、お子さん(二児)を持つ母として真打ちになった女性落語家は日本初。女性?なんて先入観を持っていると損しますよ。キレのある見事な落語をまずは聞いてください。これぞ芸、これぞ落語。超オススメです。
  • 古典に「女性版」という新境地を切り開き、現在邁進中。それは「こみち流落語」とも呼べるものです。落語史に残る偉業かも知れません。
  • 以前のインタビューとの合わせ読みもお奨めです。こみち師匠の進化がよりわかるはず。

〔会 場〕 久が原会館 2階(大田区久が原2-7 -17) ※  こちらが会場地図になります

  • 玄関でスリッパ(備え付け)に履き替えていただき、2階(受付)へお上がりください。玄関が靴であふれることが予想されます。コンビニ袋などにご自分の靴を入れて会場に上がっていただくとスムースかもしれません。なお、靴袋はお客様ご自身でご用意ください。
  • すべて椅子席です(ムトウユニパック社製「エコ座布団」付き)/冷暖房完備
  • 男女別トイレ(1階と2階それぞれに完備)
  • 受付の際、あずき飴(例)を差し上げています。
  • なお、久が原会館の中には自動販売機がございません。飲み物が必要な方は途中でお買い求めの上、ご来場ください。

〔交 通〕 東急池上線 久が原駅 ライラック通り 徒歩12分

  都営浅草線 西馬込駅 徒歩18分

  東急バスを使ってもお越しいただけます。次の2つの路線が使えます。

  (1)蒲12系統 蒲田駅~田園調布駅  (2)森04・森05系統 大森操車所~池上駅前・洗足池

  停留所名はともに「久が原出世観音」。バス停から徒歩1~2分です。

〔木戸銭〕 2,000 円(当日、2階の受付にてお支払ください。第20回を含めまして真打ご出演の際の木戸銭は2,000円とさせていただきます。何卒ご了承ください)

〔ご予約・お問合〕 くがらく 090-4824-9243 留守電の際は折り返し、ご連絡差し上げます

 電子メールアドレス : rakugo@miura-re-design.com